こんなことで困っていませんか?
- ExcelでROUND関数を使っても、意図通りに四捨五入されない
- 社会保険料や給与の計算で、「50銭未満は切り捨て、50銭以上は切り上げ」というルールが必要
- Googleスプレッドシートでも同じ処理をしたいけど、関数の書き方がわからない
そんな方のために、この記事ではExcel・Googleスプレッドシートで「0.5円未満を切り捨て、0.5円以上を切り上げる」関数の使い方をわかりやすく解説します。
「0.5円未満切り捨て・以上切り上げ」の意味と使われる場面
社会保険料や給与でよく使われる端数処理のルール
社会保険料(健康保険や厚生年金など)では、保険料を計算したあと1円未満の端数が出た場合、
- 0.5円未満 → 切り捨て
- 0.5円以上 → 切り上げ
という処理をします。
このルールは給与の控除額や手当、税金の計算、請求書などの実務でもよく使われています。
なぜ通常のROUND関数ではうまくいかないのか
ExcelのROUND関数は通常の四捨五入を行いますが、「0.5未満切り捨て・0.5以上切り上げ」のルールを完全にコントロールするには不向きです。
たとえば、税金や社会保険料のように明確に境界を定めて処理したい場合、より正確な方法が求められます。
他にもこんな場面で使われます
- 住民税や源泉徴収の金額調整
- 請求書での値引き後の金額処理
- 教育現場での点数処理(例:テスト結果の丸め)
Excelで「0.5未満切り捨て・以上切り上げ」を実現する数式
使用する関数と数式
このような処理を実現するには、ROUNDUP関数を応用します。
=ROUNDUP(A1 - 0.5, 0)
この式は、セルA1の値から0.5を引いてから、0桁目(整数)に向けて切り上げるという意味です。

👉 関数の詳しい仕様については、以下の公式ドキュメントもご参照ください:
なぜ「-0.5」するの?仕組みをやさしく解説
たとえば100.5を処理する場合:
100.5 - 0.5 = 100.0ROUNDUP(100.0, 0)→ 100
一見すると切り捨てられたように見えますが、次のような値で確認するとわかりやすいです。
| 元の値 | 式の処理結果 |
|---|---|
| 100.4 | 100 |
| 100.5 | 101 |
| 100.6 | 101 |
つまり、「0.5未満」は切り捨て、「0.5以上」は切り上げる形になるのです。
Googleスプレッドシートでもそのまま使えます
この数式は、GoogleスプレッドシートでもExcelとまったく同じように動作します。どちらのツールを使っていても安心して利用できます。
この関数を使うと便利なシーンまとめ
社会保険料や住民税の計算時
健康保険・厚生年金などで正確に1円単位へ丸める処理が必要なとき
給与明細や手当の金額調整
控除や支給額に端数が出た場合の処理に役立ちます
請求書や帳簿処理
税込み価格計算や割引後の処理など、取引先ごとの端数ルールに対応できます
教育現場での成績や点数調整
小数点のある点数を「0.5以上は切り上げ」にする必要がある場合など
まとめ|実務でも使える「0.5を境に切り捨て・切り上げ」の数式
今回紹介した数式:
=ROUNDUP(A1 - 0.5, 0)
この関数を使えば、社会保険や給与、請求処理、教育現場まで、さまざまな場面で「0.5を境に丸める」端数処理が可能になります。
ExcelでもGoogleスプレッドシートでも使えるので、日々の業務でぜひ活用してみてください。


