表計算を行うソフトの代表として今までは、Excelが主流でしたが、最近はGoogleアカウントを持っていたら使用ができるスプレッドシートを使用される方が増えてきました。
そこで、エクセルと、スプレッドシートの違いについてまとめてみました。
Excelとスプレッドシートの違い
インストール型・クラウド型
Excel
基本的にインストール型のソフトです。そのため、インストールをした端末でしか使用ができません。ただし、インターネットに接続していない時でも使用可能です。
「Office Online」というクラウド型のサービスもありますが機能制限などあります。
スプレッドシート
クラウド型のソフトです。基本的にインターネットがあれば、場所や端末関係なく利用が可能です。
料金
Exce
Microsoft Officeは、買い切り型で永久ライセンスやサブスクリプション型のOffice365など有料です。
スプレッドシート
Googleアカウントがあれば、Googleドライブ上で無料で使用ができます。
同時編集
Exce
「共有ブック機能」を使用することで同時にファイルを編集することは可能です。ただし、リアルタイムで作業状況が確認できなかったりファイルの破損の恐れもあり、あまり便利ではありません。
スプレッドシート
同時編集が50人、同時閲覧が200人まで可能です。リアルタイムで他者の作業状況も確認ができます。
機能
処理スピード
スプレッドシートはインターネットにつながっている必要があることから、通信の状況、サーバーの状況により、エクセルよりも処理が遅くなります。
表計算
基本的な表計算機能は、エクセルもスプレッドシートも大差はありません。関数も、基本的な関数の種類や使い方は同じです。
グラフ
スプレッドシートでもグラフの作成はできますが、エクセルほど多機能で種類はありません。
フォント
スプレッドシートより、エクセルのほうがフォントは豊富です。特に日本語のフォントはスプレッドシートではまだまだ少ないです。
罫線
スプレッドシートでは斜めの罫線が引けないなどやや機能的に劣ります。
変更履歴
エクセルでは変更履歴を追えませんが、スプレッドシートの場合はいつ・誰がどこを変更したかが確認することができます。
和暦
エクセルでは和暦も使用することができますが、スプレッドシートでは和暦をサポートしていないため日付型として和暦が使用できません。
プログラム
Microsoft Officeでは、VBA(Visual Basic for Applications)というプログラミング言語、Googleのサービスでは、GAS(Google Apps Script)というプログラミング言語を使用することができます。
Excelとスプレッドシートの互換性
エクセルとスプレッドシートはある程度の互換性はあります。ただし、フォントやグラフ、罫線などのレイアウトは崩れてしまう恐れがあるため注意が必要です。
Excelとスプレッドシートのどちらを使用するか?
最終的にどちらを使用したら良いかとなりますが、用途に応じて使い分けることをお勧めします。
未だに、公的な申請書のフォーマットはエクセルの場合もあるので、その場合はエクセルを使用することをお勧めします。
複数人で同時に編集をすることがある場合は、スプレッドシートを使用することをお勧めします。
実際、共有フォルダでエクセルを共有しているが誰かが開いていると編集ができないという話も伺います。
そのような場合は、スプレッドシートに変えてみることもお勧めです。