概要
スプレッドシートの値を取得しようとすると、日付や時間などは日付オブジェクトで取得されてしまいます。
Google Apps Scriptでスプレッドシートの値を取得する際に表示形式の文字列で取得する方法です。
以前は、「Google Apps Scriptでスプレッドシートのセルの値を表示形式の文字列で取得する方法」で、1つのセルの値を取得する方法でしたが、今回は複数セルの値を表示形式の文字列で取得する方法です。
使用するメソッド
構文
Rangeオブジェクト.getDisplayValues()
引数
なし
戻り値
String[][]
サンプルプログラム
function sample() {
// スプレッドシートオブジェクトを取得
const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// アクティブシートのシートオブジェクトを取得
const sheet = spreadsheet.getActiveSheet();
// A2:C5の値を表示形式で取得
const displayValues = sheet.getRange("A2:C5").getDisplayValues();
// 取得した行の件数分繰り返し
for (let i in displayValues) {
let values = displayValues[i];
// 列の件数分繰り返し
for (let j in values) {
// ログに出力
Logger.log(values[j]);
}
}
}
サンプルでは、2次元配列で取得された値をログに出力するために、for in文を使って繰り返し処理を行なっています。