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【Excel初心者向け】数式で改行する方法をわかりやすく解説!

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Excelで作業をしていると、セル内で改行したい場面があると思います。
手入力の場合は「Alt + Enter」で簡単に改行できますが、数式を使って改行する方法を知らないと困ることがあると思います。

例えば、複数のデータを1つのセルに表示したり、見やすく整理したい場合には数式での改行が便利です。

今回は、Excelで数式を使ってセル内に改行を入れる方法を初心者向けにわかりやすく解説します。

Excelで数式に改行を入れる基本の方法

Excelで数式に改行を入れるには、改行コードを使います。

改行コードとは?

Excelでは、セル内で改行を行うためにCHAR(10)という関数を使います。

基本の書き方

例えば、A1セルに「りんご」、B1セルに「みかん」と入力して、それを1つのセルで改行して表示したい場合は以下のように書きます。

=A1&CHAR(10)&B1

この数式を使うと、A1とB1の内容が改行されて表示されます。

ポイント

  • CHAR(10)が改行を意味します。
  • &(アンパサンド)は文字列をつなぐときに使用します。

数式で改行が表示されないときの対処法

数式で改行を入れても、うまく表示されないことがあります。
その場合は以下のポイントを確認しましょう。

セルの書式設定を変更する

  1. 数式を入力したセルを選択します。
  2. 右クリックして「セルの書式設定」を選択。
  3. 「配置」タブを開き、「折り返して全体を表示する」にチェックを入れます。

この設定を行えば、改行が正しく表示されるようになります。

具体的な応用例

複数行の住所を1つのセルに表示する

例えば、

  • A1セルに「東京都」
  • B1セルに「新宿区」
  • C1セルに「1-1-1」

これらを改行して1つのセルにまとめる場合は以下の数式を使います。

=A1&CHAR(10)&B1&CHAR(10)&C1

この方法で、住所を見やすく1つのセルにまとめることができます。

TEXTJOIN関数を使う方法

Excel 2016以降(Office 365を含む)では、TEXTJOIN関数を使うと、よりシンプルに複数のデータを改行で結合できます。

例えば、

  • A1セルに「東京都」
  • B1セルに「新宿区」
  • C1セルに「1-1-1」

TEXTJOIN関数を使って、これらを改行して1つのセルにまとめる場合は以下の数式を使います。

=TEXTJOIN(CHAR(10), TRUE, A1:C1)

引数の説明

  • CHAR(10):改行コード
  • TRUE:空白セルを無視する設定(FALSEにすると空白も含む)
  • A1:C1:結合したい範囲

この方法なら、セルが増えても簡単に対応できます。

まとめ

Excelで数式を使って改行する方法は、CHAR(10)を使うだけで簡単に実現できます。

  • 基本の書き方は「& CHAR(10) &」で文字列をつなぐ。
  • 改行が表示されない場合は「折り返して全体を表示する」を設定。
  • Excel 2016以降ではTEXTJOIN関数を使うと、複数のセルを簡単に結合できる。

これらを覚えておくと、Excelのデータをもっと見やすく整理できるようになります。
ぜひ、今回の方法を活用してみてください!

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