ExcelのCOUNT系関数とは？
Excelには、セルの個数をカウントするための「COUNT系関数」が用意されています。
データの集計を効率化できる便利な関数なので、ぜひ使い方を覚えておきましょう！
今回は、Excel初心者向けに以下のCOUNT系関数の使い方をわかりやすく解説します。
- COUNT関数：数値が入力されているセルの個数をカウント
- COUNTA関数：空白でないセルの個数をカウント
- COUNTIF関数：指定した条件を満たすセルの個数をカウント
- COUNTIFS関数：複数の条件を満たすセルの個数をカウント
- COUNTBLANK関数：空白セルの個数をカウント
COUNT関数（数値をカウントする）
COUNT関数の基本
COUNT関数は、指定した範囲内で数値が入力されているセルの個数をカウントします。
COUNT関数の使い方
=COUNT(A1:A10)例えば、以下の図のようにA1～A10に入力されている場合、COUNT関数は「6」を返します。（文字列や空白はカウントされません）
COUNTA関数（空白でないセルをカウント）
COUNTA関数の基本
COUNTA関数は、指定範囲内の空白ではないセルの個数をカウントします。
COUNTA関数の使い方
=COUNTA(A1:A10)例えば、以下の図のようにA1～A10に数値や文字列が含まれている場合、空白を除いたすべてのセルをカウントするので、COUNTA関数は「8」を返します。
COUNTIF関数（特定の条件に一致するセルをカウント）
COUNTIF関数の基本
COUNTIF関数は、指定した条件を満たすセルの個数をカウントします。
COUNTIF関数の使い方
=COUNTIF(A1:A10, ">100")例えば、以下の図のようにA1～A10に数値や文字列が含まれている場合、その中から「100より大きい」セルの数を数えたい場合に使います。以下の図の場合は「1」を返します。
その他の使用例：
=COUNTIF(A1:A10, "りんご")以下の図のように、「りんご」という文字が含まれるセルの個数も数えることができます。
=COUNTIF(A1:A10, "<>0")以下の図のように、0以外の値が入っているセルの個数を数えることができます。
COUNTIFS関数（複数の条件を満たすセルをカウント）
COUNTIFS関数の基本
COUNTIFS関数は、複数の条件を満たすセルをカウントできる関数です。
COUNTIFS関数の使い方
=COUNTIFS(A1:A10, ">100", B1:B10, "=A")例えば、A1～A10の値が「100より大きい」かつ、B1～B10の値が「A」であるセルの数をカウントします。
COUNTBLANK関数（空白セルをカウント）
COUNTBLANK関数の基本
COUNTBLANK関数は、指定範囲内の空白セルの個数をカウントします。
COUNTBLANK関数の使い方
=COUNTBLANK(A1:A10)例えば、A1～A10の中で何も入力されていないセルの数を数えたい場合に使います。
まとめ
COUNT系関数は、データの集計や分析に役立つ便利な関数です。
特に、大量のデータを扱う際に効率よくカウントできるので、Excelを活用する上でぜひ覚えておきたい関数の一つです。
| 関数名 | 役割 |
|---|---|
| COUNT | 数値が入力されたセルをカウント |
| COUNTA | 空白でないセルをカウント |
| COUNTIF | 指定した条件を満たすセルをカウント |
| COUNTIFS | 複数の条件を満たすセルをカウント |
| COUNTBLANK | 空白セルの個数をカウント |
初心者の方も、実際にExcelで試しながら覚えていくと理解しやすいですよ！
